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コーヒーは焙煎したてが美味しいとは限らない?コーヒーとエイジングのあれこれ

2021/08/11

PostCoffeeでお届けしている3種類のコーヒーそれぞれに、「Roast Date (焙煎日)」が書いてあるのをご存知でしょうか。

実は「Roast Date (焙煎日)」は、スペシャルティコーヒーを最大限楽しむために欠かすことのできない大切な情報です。PostCoffeeでは、コーヒー豆を袋詰めする際に一つひとつ手作業で記入しています。

この記事では、そんな焙煎とコーヒーのエイジングについて、ご紹介します。

エイジングとは

PostCoffeeでコーヒーのパッケージに焙煎日を記入しているのは、コーヒーの味わいの変化を感じていただきながら、好みの飲み頃でお楽しみいただくためです。

焙煎したコーヒー豆の内部は、無数の小さな穴があるスポンジのような状態になっていて、穴には焙煎によって生じた炭酸ガスが充満しています。ガスは次第に抜けていくのですが、それに伴ってコーヒーの味わいや風味が段々と変化していくことを「エイジング」とよびます。

味わいの変化は、主に4つの期間に分けられます。

①ガスが抜けはじめの状態、フレーバーや個性が発達していく期間
②ほどよくガスが抜けた状態、甘みや特性などおいしい成分が熟成される期間
③ほとんどのガスが抜け切った状態、味わいがまとまり柔らかくなる期間
④フレーバーや香りが徐々に抜けていく状態、落ち着いた味わいの期間

飲み頃はいつ? 生産地からお届けまで

コーヒーは「焙煎したてで新鮮=美味しい」というイメージが強いですが、私たちは熟成期間を経た②や③の期間がコーヒーの個性やポテンシャルがもっとも良く感じられる「飲み頃」であると考えています。

ワイン・ウイスキー・チーズ・焼き菓子・カレー・煮物など、出来立てでも食べられますが寝かせることでより旨みが増す食べ物と同じようなイメージです。

スペシャルティコーヒーは、みなさんのお手元に届けられるまで、とてもたくさんの過程を経ています。生産者の思いとともに遠く海の向こうから届けられたコーヒー豆を、特徴を生かせるよう焙煎し、責任を持ってカッピング(味わいのチェック)やピッキング(欠点豆の排除)等の品質チェックを行った上で、みなさんにお送りしています。

コーヒーの焙煎度合い、焙煎方法に加えて、精製方法や保管状態によっても「飲み頃」の時期は変化します。それぞれのコーヒーが、できるだけ長くおいしい期間をお楽しみいただけるようにお届けしているので、ぜひエイジングによる味わいの変化にも注目していただけたら嬉しいです。

おすすめの保存方法

コーヒーの味わいの変化を楽しむために最も重要なのは、適切な方法で保管することです。

気をつけるポイントは4つです。

・温度
・光
・空気
・水分

これら4つの要素は、コーヒー豆のエイジング(熟成)を妨げ、おいしくなる前に風味が損なわれる原因となります。この要素からコーヒー豆を守り、エイジングしながら保管ができる一番簡単な方法は、お送りしているコーヒー豆袋で保管していただくことです。

光を通さない素材で、できるだけ空気を含まない様に梱包しています。パッケージの裏側についているバルブは、外の空気は取り込まずに抜け出たガスを袋の外へ放出できる構造になっています。

高温多湿を避けた場所におき、必要な分のコーヒー豆を取り出したあとは、すぐにジッパーを閉めて保管していただくのがおすすめです。

そして、エイジングによって変わる味わいの変化をゆっくりとたのしみたいという方は、ぜひ「豆のまま」のカスタマイズにして、挽きたての粉でコーヒーを淹れていただきたいです。スペシャルティコーヒーの奥深さを体験し、ご自身にとっての「飲み頃」を見つけてみてください。

(Text :Emiri)