こんにちは!PostCoffee焙煎士のArisaです。

今回の記事では、今月おすすめのコーヒーCOS-05とポストコーヒーのオリジナルブレンドPOS-06でも使用しているコーヒー豆の産地、コスタリカについてご紹介します。

コスタリカはスペシャルティコーヒーの産地として有名ですが、なぜ世界トップレベルのコーヒー産地といわれているのかについてフォーカスしてみました。

マイクロミル&マイクロロットの先駆者

マイクロミルとは?

コスタリカでは一般的に、生産者はコーヒーチェリーを農協や輸出業者に直接販売します。農協や輸出業者はコーヒーチェリーを自社の巨大なウェットミルに持ち込み生産処理を行います。

しかし、チェリーの品質や標高などの違いは買取価格に影響されず、品質の良いコーヒーを作っても適正な価格で買い取ってもらえない状況でした。

そのような状況を打開するために、生産者自身で小規模なウェットミルを作り、栽培から水洗処理、乾燥までを一貫管理して、高品質なコーヒーを高い価格で販売しようという考えが生まれました。それが、「マイクロミル」です。

マイクロロットとは?

「マイクロロット」とは農園・品種・生産処理を特定した少量のロットのことです。

コーヒー豆の多くは様々な農園で収穫されたコーヒー豆を精製所や輸出の段階で混ぜてしまうことが多いのですが、マイクロロットではコーヒー豆が細かい単位で管理されています。

りんごに例えると、「長野県の〇〇農園で佐藤さんが作ったサンふじ」という感じです。

丁寧に栽培された品質の良いコーヒーが他のコーヒーと一緒に混ぜられることなく流通する仕組みが出来ました。

コスタリカ発祥のハニープロセス

ハニープロセスはウォッシュトとナチュラルの中間のプロセスとイメージしてもらうと分かりやすいかも知れません。

ミューシレージリムーバーという機械を使用し、ミューシレージ(コーヒーチェリーのヌルヌルした果肉部分)の除去率を変えます。ミューシレージを完全に除去して乾燥させる方法がウォッシュトで、このミューシレージを残したまま乾燥させるのがハニープロセスです。

ハニープロセスの種類

  • ホワイトハニー→ミューシレージを80〜90%除去
  • イエローハニー→ミューシレージを50%除去
  • レッドハニー→ミューシレージの10〜20%を除去
  • ブラックハニー→ミューシレージを100%残し、ゆっくり乾燥

2006年、Cosecha de Oro(ゴールデンハーベストコンペティション)で、JuanRamónAlvaradoさんの出品したコーヒー2種がブラインドカッピングで非常に高い評価を得て、上位2位を独占しました。この時の生産処理方法がハニープロセスであったことから、一気にハニープロセスの人気が高まり、コスタリカ全土に広まりました。

アラビカ種以外の栽培禁止

スペシャルティコーヒーと呼ばれるコーヒーはほぼアラビカ種です。コスタリカでは100%アラビカ種以外のコーヒーの栽培を違法としています。1989年に低品質のコーヒー豆の栽培を禁止する法律が可決されました。国をあげて高品質なコーヒーを生産しようという動きがあるのです。

コーヒーの栽培に適した環境

高い標高

アラビカ種は日中の平均気温が20℃前後で気温の年較差が少ない場所が生育環境に適しています。その中でも、標高の高い場所は1日の寒暖差があるため、コーヒーチェリーの種子が固く締まり、味わいが凝縮されると言われています。有名な産地の多くは、標高800m〜1600mmの間の山岳地帯にあります。

乾季と雨季

コーヒーの生育条件として大事な要因のひとつは雨季と乾季があることです。成長期に雨が多く、収獲期に乾燥しているという環境がコーヒーの栽培に適しています。有名な生産地の8割以上は平均雨量が2,000〜3,000mmの場所に位置しています。

火山性土壌

コスタリカでは、火山灰による豊かな土壌により高品質なコーヒーの栽培が可能です。火山性土壌にはコーヒー豆の成長に必要な窒素、リン酸、カリウムが豊富に含まれています。また、水はけが良いのも特徴です。


まとめ

コスタリカは量よりも質にこだわるコーヒー生産国

コスタリカはハニープロセスの発祥の国

コスタリカは標高、気候、土壌がコーヒー栽培に適した環境

高品質なコーヒーを国をあげて作ろうと取り組んでいる国がコスタリカです。

丁寧につくられたコスタリカのコーヒーをぜひ一度皆様に飲んでほしいです!!